家電ニュースでわかる日本の経済事情のブログ

「家電ニュースでわかる日本の経済事情のブログ

ヤマダ電機、今期純利益3.5倍に上方修正 不採算店閉鎖奏功

ヤマダ電機(9831)は5日、2016年3月期の連結純利益が前期比3.5倍の331億円になる見通しと発表した。従来予想は254億円だった。アナリスト予想の平均にあたるQUICKコンセンサス(28日時点、14社)の243億円を上回る。

 

 

不採算の店舗を閉鎖するとともに、人件費や広告宣伝費を抑えることで収益性が改善する。 年間配当も前期実績6円に据え置いていた従来予想から8円増やし14円とする。

営業利益は同46%増の607億円と従来予想の416億円から大幅に上方修正した。経常利益も同90%増の675億円と 従来予想から168億円積み増す。ただ不採算店閉鎖の影響で売上高は前期並みの1兆6644億円にとどまる。従来は同2%増の1兆6920億円だった。

併せて開示した15年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比3.2倍の126億円だった。 単価の高い4Kテレビなどの販売が好調だったほか、冷蔵庫や洗濯機といった白物家電も売れた。販売や人員配置の見直し効果も出て粗利益率が3ポイント近く改善した。売上高は同3%減の8047億円、営業利益は同3.6倍の207億円だった。

同時に20年3月期を最終年度とする中期経営計画を公開した。20年3月期の売上高を前期比11%増の1兆8550億円、 純利益は同6.4倍の600億円を目指す。自己資本利益率(ROE)は同期間に7.8ポイント向上して9.6ポイントにする

 

www.nikkei.com

ヤマダ電機の今期純理延期が3.5倍に上方修正された。今まで家電は苦しい状態だったのだが、どうやら消費者の需要は回復してきているようだ。企業のスリム化したことも大きいようだが、生活必需品のライフサイクルで調子づいているだけかもしれないので、これがまだ業界にとって良い傾向かは難しい。2020年のオリンピックまでいけばテレビの買い換え需要があるだろうが、苦しいのは2017年、2018年辺りだろうか。

 

【PR】総量規制対象外の銀行カードローン