家電ニュースでわかる日本の経済事情のブログ

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SONYが11年振りにテレビ事業で黒字

ソニーの昨年度(3月期)連結決算で、テレビ事業が11年ぶりの営業黒字になったことが22日、わかった。営業黒字額は200億円規模とみられる。同事業は昨年7月に分社化し独立採算制とする合理化を進めていた。テレビ事業の黒字化を一つの成功例に、同社は全事業を分社化する方針だ。

 韓国勢などと競合する同事業は、製品の価格下落が進み、17年3月期から10年連続で赤字が続いていた。26年3月期は257億円の営業赤字だった。

 業績改善に向け、ソニー事業規模の拡大を目指す方針を転換。事業子会社「ソニービジュアルプロダクツ」を設立し、固定費の削減や在庫管理の強化などを進めた。合理化による効果に加え、日本や欧州で、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」の販売が好調だったことも寄与したもようだ。“止血”が奏功し、今後の業績回復の確度が高まりそうだ。

 ソニーが22日発表した平成27年3月期の連結業績予想は、税引き前損益が50億円の赤字から390億円の黒字に転じ、最終赤字は1700億円から1260億円に縮小を見込む。

ソニーにテレビ事業が11年ぶりに黒字営業利益が83億円となったようだ。まあ、あれだけのリストラをして、数年間の赤字で株価は低迷していたが、日経平均が順調なこともあり、株価はかなり戻している。3600円台である。ただ、携帯電話事業はまだ苦しいようで、頼みのXperiaも日本以外は赤字。XperiaZ4の発売は決まったが、どこまで売上を伸ばせるか。アップルやサムスン、中国メーカーのシャオミーといった企業も手強い。

技術屋のソニーが最近は、金融のソニーと揶揄されるぐらいだ。ウォークマンとはいわないが、それなりの凄い製品開発を期待したい。ハイゾレ音源対応のXperiaZ3は欲しいんだが。Z4とどっちがいいだろうか。

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