家電ニュースでわかる日本の経済事情のブログ

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家電・IT市場は対前年24%減~消費増税前の駆け込み需要が影響

GfKは、2015年第1四半期の国内家電・IT市場は、前年同期比24%減の約1兆7,200億円だったことを発表した。

 

2014年の同時期が消費増税前の駆け込み需要期間であったため、前年同期比は、
概ねマイナスを示したとしている。国内家電・IT市場には、テレビやデジタルカメラ、白物家電、パソコン、タブレット、 携帯電話などのほか、複合機などオフィス関連製品市場も含まれる。

大型の生活家電市場は、前年同期比42.2%減となった。駆け込み需要の影響により、
前年が大幅なプラスだった反動で、今期は全てのカテゴリにおいてマイナス成長となった。


通常、第1四半期は新生活需要により、小型の冷蔵庫の構成比が高まる時期だが、
前年は高単価な大型製品の販売が伸びたため、冷蔵庫では、数量ベースより金額ベースのマイナス成長が顕著だった。
 

GfKでは、2年前の同時期と比較すると大型生活家電市場は、ほぼ横ばいで市場を維持していると見ている。 掃除機はや炊飯器などの小型生活家電市場においても、前年同期比20.8%減となった。


ほぼすべてのカテゴリでマイナス成長となった。掃除機においても、 順調だったハンディ、スティックタイプをはじめ、ほぼ全てのタイプでマイナスに転じたほか、 炊飯器においても高価格帯の製品の販売減少が見られた。

一方、市場全体を押し上げるほどではないものの、プラス成長だったのは加湿器や男性用シェーバー。

 

家電・IT市場は対前年24%減〜消費増税前の駆け込み需要が影響 - 家電 Watch

消費税需要がどうとかいうなら、この先も増税があるので駆け込み需要が発生することになる。しかし、本当に賢い消費者は駆け込み需要では買わない。なぜなら、価格というのは売れなければ下げるしかない。

むしろ、低迷時期に買った方が良い物が安く買える。ヤマダ電機が経営不振なのは家電業界自体が厳しい現実に追い詰められている。残念ながら家電を見る限りでは、日本の景気が上向いているとはいえない。