家電ニュースでわかる日本の経済事情のブログ

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シャープ、自在な形状に液晶を製造できる技術を開発

シャープは6月18日、液晶画面のデザインの自由度が飛躍的に向上した「フリーフォームディスプレイ」を開発したと発表した。

液晶ディスプレーは高輝度・広視野角・高精細化・薄型化など付加価値が追求されるなか、シャープがIGZO技術の応用と回路設計手法を確立して新たに開発した新液晶技術。

従来の液晶では表示領域の外周部にゲートドライバーと呼ばれる駆動用回路を配置する額縁構造であったため、四角形状が一般的だった。シャープでは、ゲート ドライバーを表示領域内にある画素内に分散して配置、額縁を極めて細くするとともに表示領域にあわせた自由な形状のディスプレイを設計することが可能となる。

自動車のコンソールパネルとして利用することを想定したデザインの試作品が公開され、円形ディスプレーやウェアラブルデバイス、デジタルサイネージなどデザイン性の高い液晶ディスプレーを開発できるという。同社では、早期量産化に向け取り組むとしている。

http://ascii.jp/elem/000/000/905/905479/

一時期、過度な円高で倒産間近といわれたシャープ。しかし、円安に進んだことで本来の競争力を取り戻し、黒字経営に戻って来た。

これは、ディスプレイの形が通常の四角以外でも成り立つという画期的な技術開発のニュース。SF見たいなディスプレイとかになると、また何が違ったものにできるのか。写真を見る限りではそうなのかぐらいなのだが。曲がるディスプレイとかもわりと面白いかもしれない。