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電通大、3Dプリンターで柔軟に動かせる筋電義手を作製

電気通信大学の横井浩史教授の研究チームは、3Dプリンターで作製でき、自分の手のように柔軟に動かせる筋電義手を開発した。上肢切断者が欠損した手の役割を担い、幼児から大人まで個人に合ったサイズの義手を簡易に作れる。親指を繊細に動かせる機能を付け、モノを握りやすい構造にした。


電通大ベンチャーのメルティンMMI(東京都調布市)が2015年中にも製品化し、臨床応用を目指す。

横井教授らが開発した筋電義手は、従来型の義手とは異なり、筋肉の動きを義手に覚えさせることができる適応学習機能を持つ。まず、装着者が義手を装着する前に「手を握る」「手を開く」「モノをつかむ」などの感覚で力を入れ、その際に筋肉が発する電気信号を事前に義手に記憶させておく。

その上で義手を装着し、同じように力を入れると、自分の意志で義手の手首や手先を柔軟に操れるようになる。一度電気信号を入力しておけば、自分のつかみたいときにいつでもつかむことができる。

義手は3Dプリンターを使って24時間で作製が可能。搭載するモーターは従来と同サイズながら4倍の駆動力を持つため、モノをつかむ力が4倍に向上し、指を動かす自由度も高まる。

筋電義手にかぶせて使う人工皮膚も併せて開発した。さらに研究レベルでは爪を付けた人工皮膚も開発しており、これによって小さなコインでも正確につまめるなど把持力が飛躍的に向上するという。

 


電通大、3Dプリンターで柔軟に動かせる筋電義手を作製−筋肉の動きを義手に記憶:日刊工業新聞

3dプリンターが家電ニュースなのかというと、このブログでは電気で動き、家庭にあるもの物をだいたい家電として扱っている。まあ、自動車は別である。それは良いとして、3dプリンターの本当に夢の技術である。10年後は、人間の義手すら3dプリンターで作れてしまうのではないだろうか。

そもそも、3dプリンターは家から小さな物まで何でも作れてしまうので、一体、どれだけの応用力があるのが想像もつかない。3dプリンターでこの先、一体何ができるのか。とてもロマンがある。そう言う意味では昨日、はやぶさ2が新しい惑星を目指して打ち上げられた。このようなロケットにも3dプリンター技術が将来は使われるかもしれない。月に住むなら3dプリンターを使った家を作るなど。そういうのもあった。