家電ニュースでわかる日本の経済事情のブログ

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ソニー、有機ELテレビの開発休止 需要見込めず

ソニーが、次世代の家庭用高画質テレビとして期待される「有機ELテレビ」の開発を休止することが13日、分かった。赤字が続くテレビ事業の立て直しが急務なためで、有機ELテレビは当面需要が見込めないと判断した。

ソニーは昨年末、有機ELパネルの開発をめぐりパナソニックとの提携を解消していた。独自に開発を続けていた人員も、需要が拡大している「4K」対応の液晶テレビに振り向ける。

 

有機ELテレビは、韓国のLG電子やサムスン電子が販売で先行していたが、価格の高さがネックとなって両社とも苦戦しており、市場の先行きには不透明感が出ていた。

 

ソニーの4Kテレビは国内外で販売が好調だが、中国メーカーによる低価格攻勢もあって競争が激化し始めている。ソニーはテレビ事業を7月1日付で分社化してコスト削減も徹底し、 2015年3月期での黒字化を目指す。

 

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/05/13/kiji/K20140513008152280.html

 

家電のニュースを取り上げているとショッキングなニュースが多い。有機ELテレビそのものがそれほど悪いわけではなかったが、液晶テレビの性能がさらに良くなり,次は4kテレビといった次世代のテレビ開発が急務となれば、どちらかを諦めるざるえないことになる。

サムスンも撤退していたので、SONYもそれにのっかかっただけだろう。しかし、こうなってくるとテレビ開発のメーカーが絞られてくるな。

もっとも、次のテレビは4k主流になるんだろうな。すでに4kも買えない値段ではなくなりつつある。技術の進化は物の寿命を短くする。スマートフォンが良い例であるが、21世紀は物の寿命というより、新しい物への欲求の方が勝ることになる。